小野田先生に呼ばれて診察室に行きました。

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 「あ、那須野さん来たね。ここ座って。」からすぐ上の台詞でした。

 「(悪性)リンパ腫」を授業では癌と習っているけど「肺癌」や「大腸癌」のように「癌」という文字が出てこない+癌と受け入れたくない思考回路で「リンパ腫って癌じゃないよね、違うよね」という思いで「癌でしたよね?」と確認しました。

 小野田先生の対応はあっさりしていて「そんな軽い対応なの?」と思う人がいるかもしれませんが、医者は毎日沢山の患者を診ていて一人一人の告知の際に「つらいね」と共感なんかしていられません。医者に求められるのは共感ではなく適切な治療の計画です。毎回患者の心境に心を痛めていたら医者本人が壊れてしまいます。(むしろ感覚が麻痺してしまったからこそのあっさりなのかもしれませんが。)

 あとは私が看護師だから「頑張ろう」「治療をサポートするね」といった言葉がけは要らないだろうと判断したのかもしれません。

 告知のあとは採血室に採血されに行きました。そこで一人で待たされている時に少し泣いたかもしれない。夢見心地のような地に足のついてない感覚でふらふらしていました。

 と、いうわけで回想終了。現場(病棟で泣き崩れている私)に戻ります。


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