「俺たちの闘いは今始まったばかりだ(ドドン)！！」

普通の患者であれば入院は初日から全く知らない環境に飛び込むことなので私よりも大きな緊張や不安を抱えていると思います。

検査も一体何をするのか、抗がん剤治療とはどういったものなのか、仕事は、今後の生活は、挙げたらきりがありません。

私は呼吸器内科であったため肺癌患者の化学療法後の副作用やどんな経過をたどっていくか経験上見て知っていますが血液の腫瘍については全くの専門外。
どんな副作用や急変、化学療法がうまくいかなかったときの経過のたどり方はさっぱりです。
ひとくくりに「癌」といっても癌の発生した場所によって色々違うのです。

また転床も引っ越しと同じで一大イベント。
今までケアしてくれていた主治医や看護師がごっそり変わります。

家族や友人は治療当日やその後だけでなく、転床日も他愛ない話のLINEでもいいので送ってあげると患者は不安な気持ちが多少まぎれるかもしれません。

患者が転床で去っていく部署の医療者は温かい送り出しを、
患者がやってくる部署の医療者は温かく迎え入れてあげてください。

次回、血液感染症内科へ転床しました。